お役立ち情報 2020.03

連日、新型コロナウイルスの報道ばかりで、ついに東京都は、先週末は外出自粛要請が出ましたね。気分も滅入りがちですが、こんなニュースがありました。

英国の慈善団体が科学者と協力して、人の10万倍から1億倍といわれている犬の嗅覚を利用して、新型コロナウイルス感染症の患者を探知することが可能かを調査するようです。

この慈善団体は、英ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院（LSHTM）とイングランド北東部のダラム大学（Durham University）と協力し、犬が新型コロナウイルス感染症の診断に役立つかどうかを調べるということです。

新型コロナウイルスのこの調査は、疾患ごとに異なるにおいがある…という見地に基づいているとのことで、細菌感染の患者のサンプルなどをかがせることで病気を見抜くよう犬を訓練していて、同様の方法を用いるそうです。マラリアを嗅ぎ分ける研究事例もあり、新型コロナウイルスに応用するため6週間で能力がつくよう訓練を始めたそうです。

同団体は、これまでも患者から採取したサンプルを犬に嗅がせて、がんやパーキンソン病、細菌感染などの疾患を特定するように訓練してきたそうです。以前の＜お役立ち情報2019.08／「がん探知犬」（23日）＞として、日本でも犬の鋭敏な嗅覚能力によってがんを嗅ぎ分ける研究と育成をしている～というお話がありました。

犬は皮膚の温度の微妙な変化にも気付くことができるそうで、人の発熱の判断をするのにも役立つ可能性があるということで、空港などで活用できるようになると期待をしてるそうですよ。

これらが全て可能なら、こんな有難いことはありませんね！

狂犬病予防定期集合注射についての補足です。

• 狂犬病予防注射を飼い犬に年1回（4月～6月の間)受けさせることが法律で義務付けられています。
• 今般の事情（新型コロナウイルス）により、狂犬病予防定期集合注射は、本年度は6月からとなりますが、飼主様のご都合により4月からでも接種可能です。ご希望の方は、ご連絡ください。（※法律では3月2日以降となっております）

​まだまだ連日、新型コロナウイルスの話題ばかりですが、出来ることを心がけて感染予防していきましょう！

東京都獣医師会より飼主様に向けて、新型コロナウイルスに関して2020年3月16日時点の情報として更新がありました。

Ｑ＆Ａ形式でお伝えしていますので、是非ご一読ください。

https://www.tvma.or.jp/public/2020/03/post-66.html

例年4月に実施していました狂犬病予防定期集合注射につきましては、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の抑止を考慮して、延期して行うこととなりました。ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。

期間：令和2年6月1日（月）から6月14日（日）の14日間

実施場所：当院（曜日、時間は当院の診療時間に準ずる）

※注射料金は、実施日・実施時間内に接種した場合の料金です。
※注射を伴わない犬の新規登録（犬鑑札のみの交付）や紛失等による鑑札再交付については、
お近くの地域健康課で手続きをしてください。

詳しくは、大田区のホームページをご覧ください。

東京都獣医師会より

【新型コロナウイルス市民向け感染予防ハンドブック】

https://www.tvma.or.jp/public/2020/03/post-70.html

【香港当局による、ペットの犬が新型コロナウイルスに感染したとの報道について】

https://www.tvma.or.jp/public/2020/03/post-71.html

上記2つの最新情報が出ていますので、ご確認ください。

連日のコロナウイルスの報道…。どうするのが最善なのか？わからなくなりますね。感染症予防ハンドブックを是非参考にしていただきたいと思います。

東京都獣医師会では、新しい情報が出ましたら随時更新するとのことなので、吉村動物病院としても注意深く見ていきたいと思います。