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神奈川県大和市上草柳の引地川水源地に広がるとある自然公園で、ペットの遺棄が後を絶たないらしい。年間で数匹の遺棄があり、今年もすでにウサギやカメなど計10匹が捨てられているそうだ。ペットは野生の動物とは違う。自然豊かな場所ならば、置いていっても幸せだろうと考えるのは大きな間違い。ペットは、自分でエサを取って生きて行くことは難しい。最後まで面倒をみてほしいと思うし、それが飼った者の使命です。
園を管理する市自然観察センター「しらかしのいえ」によると、ペットの園内遺棄は、記録を取り始めた2016年が7件9匹で、2017年は7件8匹、2018年は6件8匹、2019年(8月14日現在)は7件10匹で推移している。
ペットブームを背景にカメ類が大半を占めているが、イヌやネコ、ウサギといったほ乳類も捨て置かれている。劣悪な飼育環境のためか病気になっていたり、奇形が見られたりした個体もあったという。
保護・収容したほ乳類や鳥類は拾得物として原則警察に届けるが、カメ類や魚類などは外来種問題を知ってもらうため、同センターで飼育し、展示もしている。園内の池などに持ち込まれた外来種が生息数を増やし、生態系に悪影響を及ぼす懸念も高まっている。
この自然公園は、引地川の水源地一帯の自然林を保存・活用した約42ヘクタールの公園。自然保護の活動拠点となる同センターや湿生植物園などが整備され、多くの市民に親しまれている。
ペットの遺棄に関しては、今年6月に改正動物愛護法が成立し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金へと強化された。
同センターは「自然公園にペットを遺棄する事例は他にもあると思うが、広い公園で伸び伸び暮らしてほしいと考えるのは人間のエゴ。飼主の責任として代わりに飼育してくれる人を探してほしい」と話している。
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ペットはあくまでもペットであって、広い公園で伸び伸びなんて暮らすことはできません。飼主の責任は、最後まで面倒をみることです。それがどうしてもできないのならば、代わりに面倒をみてくれる人を探すのは当然の義務であり責任であると認識してほしいものです。
人の10万倍から1億倍と言われてる犬の臭覚能力、いわゆる臭いをかぎ分ける能力を活用しては、逃亡犯の追跡をする警察犬や出入国の税関で覚せい剤等を発見する麻薬探知犬が有名だ。そこに、「がん探知犬」なるものが注目され始めている。
欧米でも盛んな「がん探知犬」の研究であるが、育成となると世界で唯一、日本の千葉県館山市に機関がある。その名も「がん探知犬育成センター」は、2012年に設立され、訓練、育成された「がん探知犬」(1~10歳)が、昨年の1月に生まれて成犬になった1頭を加え、全部で6頭いる。
これまで救助犬なども育ててきたセンター長は、「1頭を育てるのに1000万円ほど費用がかかります。探知犬はすべてアイルランド生まれの狩猟犬で、血統種のラブラドールレトリバーです」と語る。
尿や呼気の臭いをかがせ、がんを特定する。がんの判定は1検体につき3頭の探知犬で確認するそうだ。排泄物や汗ならわかるが、がんに臭いがあるのだろうか?がんが発散する特有の臭い(物質)を突き止めたらノーベル賞にも値すると言われるが…。
最近では山形県金山町の町民検査が成果を残してくれたそうだ。人口6000人を割る山形県北東部にある最上郡金山町で、2017年から2年間、年間約1000万円の町予算を投じて、「がん探知犬」によるがん検診を実施した。金山町を含む最上郡地域の胃がん死亡率が、女性は全国1位(男性23位)である。町は、がん治療の医療費負担を軽減する目的で、がん検診に及び腰の町民に、簡単な「がん探知犬」の参加を呼びかけた。
全国の自治体で初の試みというアイデアだ。希望する町民から尿を採取し、日本医科大学千葉北総病院を通じて、先のセンターで「がん探知犬」による検査が行われた。
結果は、「2017年度は921人が検体し、そのうち18人が陽性。精密検査で1人(子宮頸がん)が発見されました。翌年2018年は302人の検体で、22人が陽性。2人からがんが発見されました。今年はやっておりませんが、引き続き、がん患者のフォローは行っています」(金山町・健康福祉課)
がん検診で、入院や血液検査、レントゲン、あるいはMRI等、医療機器のお世話になることもなく、早期のがん発見が可能という「がん探知犬」。1人当たりの費用が4万円弱ほどで、全国から依頼が来ていて、検診は約3カ月待ちとのことだ。
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犬の臭覚能力はすごい!その能力の恩恵を、私たち人間は受けている。では、犬は私たち人間からどんな恩恵を受けているのだろうか?ペットとしての動物だけではなく、あらゆる動物と共存共栄していきたいものですね。
真夏の太陽が照りつける路面温度はとても高温だ。手を近づけても熱さを感じるほど。そんな地面に直接「肉球」をつけて歩く犬の散歩は、危険かつ要注意!なのです。
2019年も8月に入り、猛烈な暑さが続いている。都内でも猛暑日(最高気温35度以上)を何度か記録している。人間も暑いが、もちろん犬も暑い。地表に近い方が暑く感じるようで、環境省の「熱中症予防情報サイト」によると、地面から50センチの高さの暑さ指数は、150センチのところと比べると、平均して0.1から0.3度高くなる。
さすがに、日差しが強い昼間に犬を散歩させている人は多くはないようですが…。これは、人間にも危険ですが、地表に近い犬にはもっと危険です。動物病院としては、やめていただきたい!
とても暑い日は、早朝や日暮れ以降でも、無理して行かなくていいのです。気温だけでなく湿度も高い昨今は、夜でも熱中症の危険があります。
アスファルトに残る熱に関しても同じこと。散歩というのは移動ですから、家の前が大丈夫でも、移動した先のアスファルトがまだ熱い可能性があります。また肉球の強さにも左右されますが、一般的に若い犬は肉球が柔らかいので、より一層の注意が必要です。おおよそですが、夜は日が暮れてから3時間後以降、朝は日の出後3時間くらいまでに散歩を済まされるのが賢明です。
基本的には、特に暑い日は無理をして散歩に連れていく必要はないと思いますが、それでも犬から散歩をねだられたら、室内でのボール投げや好きな遊具での遊びで運動不足を解消することも一つの手です。
飼主が犬の肉球の「やけど」を疑った方がいい注意点としては、犬が「痛がる」、「気にして(肉球を)なめる」など。歩けないほど痛がる場合は、早急に動物病院に連れて行ってください。
通常のやけどの治療になりますが、実は肉球は積極的な治療がしにくい部分です。足に何かを巻くと体温調節ができなくなりますし、犬も嫌がります。痛みがあるなら薬で抑えて自然治療を待つようになるでしょう。
実は、肉球を覆うと熱を逃せる場所が舌と耳だけになり、体温調節の邪魔をするのです。
夏の暑さの中での犬の散歩については、心配する人も多く、4日には、歌手の工藤静香さんが自身のインスタグラムで、炎天下での犬の散歩について、
「この季節は、必ず道路を手で触って愛犬の歩く道を確認しませんか?」と注意を促していました。まさに、そのとおりだと思います。
ペットの健康管理は飼主にゆだねられているが、間違った健康管理によって肥満を引き起こすことがある。肥満は万病の元と言われるが、それはペットにとっても同じ。飼主は責任をもって健康管理をする必要がある。カナダの動物病院で昨年、飼主が肥満の犬を安楽死させるために連れてきた。ところが獣医の判断で犬の人生は大きく変わることになった。
雄のゴールデン・レトリバー“カイ”は体重が約78.5キロもある肥満犬だったが、約45キロ以上もの減量に成功したのだ。
カイはカナダのアルバータ州で昨年3月頃、安楽死させるため飼主が動物病院に連れてきた犬だった。その時カイは体重が重すぎて歩くこともままならない状態だった。ところが獣医はカイを一旦引き取り、地元の動物保護団体に連絡を入れた。
そして同団体を通じてカイの里親となったのが、同州エドモントンに住むパム・ヘギーさんだった。「カイを救わねば」と思うパムさんであったが、一体何から始めれば良いか分からずにいた。そんなパムさんに獣医は「カイのためにあなたができることは、何でもやってみることです。それは全てカイにプラスになると思ってください」と励ました。
通常ゴールデン・レトリバーの雄の成犬の体重は29~34キロほどだが、カイはその2倍以上もあった。パムさんの自宅に到着したカイは玄関前のたった3段の階段を上がることすら大変で、車を降りて正面玄関から家に入るまで20分ほどかかったそうだ。
それからのパムさんは、カイを一日3回の散歩に連れて行った。その時のカイの様子をパムさんは「まず5歩から10歩ほど歩き始めたかと思うと横になり、息を切らし始めるんです」と語っている。
その後もパムさんはカイを連れて散歩に行くことを決してやめなかった。さらにカイの後ろ脚の筋力を強化させるため、ウォーター・セラピーにより水中で運動させることを取り入れた。パムさんとカイの並々ならぬ努力の甲斐あって、1年後にカイの体重は通常のゴールデン・レトリバーと同じくらいの約30キロまでになった。
今では公園内を走り回ることも出来、玄関前の3段の階段も悠々と駆け上がれるようになった。前の飼主によって命を絶たれていたかもしれないカイが今のように元気になったことに、パムさんは次のように述べた。
「カイは大きな仕事を成し遂げる方法を私達に見せてくれました。カイは昨日のことも明日のことも何も気にしません。ただ今日という日に何をするべきか、それだけに集中して一日を過ごすのです。私達は犬から多くのことを学ぶことができます。」
カイを救ったパムさんだが、そのカイからたくさんのことを教えられたようだ。
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ペットを飼う、飼主になるということは、そのペットの健康管理を含め命を預かるということです。「命」という意味では人間と全く同じです。そして、ペットは人間の助けがなければ生きていかれません。いらなくなったから…、大変だから…の途中放棄は通用しません。飼主は、ペットの最後の時が来るまで責任をもってみてあげてください。
米オハイオ州に住む女性が、犬になめられたことが原因で感染症にかかり、地元病院で両手両脚を切断する手術を受けた。
マリー・トレイナーさんはドミニカ共和国プンタカナでの休暇から戻ってきた数日後、背中の痛みや吐き気を覚えて職場に休みの連絡を入れた。体温が乱高下したことを受け、5月11日未明にスターク郡の集中治療室に搬送された。
7日後、重い感染症にかかっていることが判明。原因は当初疑われた熱帯病ではなく、飼い犬のジャーマンシェパードによるものだった。
飼い犬はトレイナーさんの開いた傷をなめたことがあり、恐らくこの時に細菌「カプノサイトファーガ・カニモルサス」に感染したとみられる。トレイナーさんの腕には小さな傷があり、犬の唾液がその傷に付着したことで感染した可能性が高いという。
地元病院の感染症責任者によると、集中治療室に入ってきたトレイナーさんは「せん妄」の症状を呈していた。直後に意識を失い、皮膚が急速に赤紫色に変化して壊疽(えそ)に至ったほか、血栓もできた。その後、感染は鼻や耳、両脚、顔に広がっていった。
家族は手脚の切断を避けようとセカンドオピニオンを求めたが、医師たちの判断では既に手遅れだった。血液検査と培養検査の結果、カプノサイトファーガ感染症との診断が確定した。
ヘアースタイリストとしてサロンを経営しているトレイナーさんだが、これまでに8回の手術を受け、現在は義肢の装着に向けて医師たちと取り組んでいる。
のちにトレイナーさんは「具合が悪くなってソファーに横になったのは覚えています。でもそれ以降の記憶はありません。犬に舐められるのはいつものことで、このようなことになって気持ちの整理をつけるのが本当に大変でした」と涙ながらに語っている。
「たくさんの人に支えられて、私は命を救われ生き延びることができました。毎日夫が病院に来て、私の世話をしてくれています。食事や着替えも全て夫が頼りですが、一日も早く自宅に戻れるよう前向きに頑張るしかありません。リハビリはまだ続きますが、愛犬は私の家族と一緒で手放すことは全く考えておらず、再会できる日を楽しみにしています。今後私と同じようなことが起きないよう、この感染症についてより多くの人に知ってもらえばと思います。」
なお、オールトマン病院の感染症専門医マーガレット・コーべさんは「カプノサイトファーガ属菌は犬や猫の唾液に含まれていることで知られていますが、大半の人は犬や猫と接触しても発病せず、カプノサイトファーガが人間に病気を引き起こすケースはまれ。最もリスクが高いのは、がん患者や脾臓(ひぞう)摘出者など免疫系が弱っている人だという。犬や猫との濃厚な接触は控え、もし噛まれたりした場合は早急に医師の診察を受けてください」と述べている。
ちなみに2018年にも、ウィスコンシン州の48歳の男性が犬の唾液から感染症に罹り、四肢切断を強いられている。
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過度なスキンシップは要注意!です。❝動物は人間に様々な害を及ぼす病気を持っている可能性があるのです❞ 診療案内の「ホームドクター」に記載がありますので、ご一読ください。
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