お役立ち情報 2024.02

7日の夕方、群馬県伊勢崎市の公園で小学生ら12人が体調1メートル30センチほどの四国犬にかまれた事件がありました。この犬が、狂犬病の予防注射を打っていなかったことが分かったそうです。

当院では、毎年の狂犬病予防注射の時期はもちろん、何度も狂犬病についてお話していますが、狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100％の方が亡くなります。そして、人間を含むすべての哺乳類に感染します。

日本には「狂犬病予防法」という法律があり、年に1回予防注射を受けることが、義務付けられています。ただし、子犬の場合は生後91日以降に受けることとされています。また、その犬の所在地を管轄する市町村長に犬の登録申請もしなければなりません。

犬を飼うということは、飼い主としての義務はもちろん、責務もあるのです。