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お役立ち情報 2022.06

動物病院として「お役に立つ」
「知っていただきたい」情報を
お知らせします。

熱中症、他の注意点(2022/6/29)

暑いワン…

熱中症について、最後に~その他の注意点です。

!特に注意が必要な犬種・猫種!
犬:フレンチブルドッグ、パグ、シーズーなど
猫:ペルシャ、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなど

<短頭種>
気道が短く、呼吸による体温調整が苦手なため、熱中症になりやすい傾向がある。

<肥満・高齢動物>
肥満体型の場合、体内に熱がこもりやすく首の周りの脂肪によって呼吸機能が低下しやすくなるため熱中症になりやすい傾向がある。

認知機能不全症候群の高齢の動物(主に犬)

  • 水を飲む場所がわからない
  • 家具の隙間など閉所から出られない
  • 長時間吠え続ける

上記等の症状が見られる。これらの場合、体温上昇ならびに脱水症状を起こしやすく、熱中症の状態になってしまうこともあるので、要注意。 

呼吸状態が悪化しやすく、体温上昇に直結し、かつ脱水状態を引き起こすような病気の場合も、熱中症の注意が必要。例えば、

  • 循環器疾患(心臓弁膜症など)
  • 慢性呼吸器疾患
  • 内分泌疾患(副腎皮質機能亢進症など)
  • 脳神経系疾患(原因は様々ですがけいれん発作を伴う病気、四肢麻痺を伴う病気)
  • 腎疾患(慢性腎臓病など)     などが該当します。
     

とにかく、ペットを高温の環境に置かない!!これが最大の予防です!
少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院で診察を受けてください。

お散歩の注意点(2022/6/28)

お散歩は、朝の涼しい時間か、
夕方涼しくなってから

熱中症にさせない、お散歩時の注意点とは~!?

*散歩時の注意点*
気温だけでなく、湿度が高い日要注意!!

  • 朝の涼しい時間帯と夕方の陽が落ちてからがおすすめ
    (散歩前にアスファルトを触って確認)
  • 芝生や土の上を歩くコースを選ぶ
    (地面からの照り返しなどの輻射熱に注意)
  • こまめな水分補給を心がける
    (散歩後の熱くなった体を冷やすケアも忘れずに)

<散歩時の熱中症対策!!持ち物チェック>

  • 常温の水
  • タオル
  • うちわ
  • 冷却グッズ

​あとは、とにかくペットを高温の環境に置かない!!

熱中症対策(2022/6/27)

熱い!アスファルトの照り返し

*対策*

何度も言います!
とにかくペットを高温の環境に置かない!!

<屋内>

  • 風通しをよくする
  • ペットが自由に居場所を選べるようにしておく
  • 暑い時期の室内温度は26℃以下に設定する
  • 直接日光が当たらないようにする

<屋外>

  • こまめに給水をする
  • 時には体表に水道水をかけて流す
  • 風を送り気化熱を利用して、簡易的な体幹冷却法を取り入れる

体幹冷却法:喉から首にかけて、胸そして内ももを含めたお腹全域に水道水をかけたり、水分を多く含んだタオルをかけてうちわであおぐなど。

<車内>

  • 外気温が25℃を超えるような環境下で、車の中に残さない
  • 活動的な犬や興奮しやすい犬の場合は、さらに低い気温でも熱中症のリスクがある

熱中症(2022/6/25)

今年初の猛暑日となりました。毎年、この時期にお知らせしているのが“熱中症”!もちろん今年も、4回に分けて紹介します。

*予防*
とにかくペットを高温の環境に置かない!!
これが最大の予防です!

少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院で診察を受けてください。症状が出てから手当をするまでの早さが重要で、その後の状態が大きく変わります。
 

*熱中症の症状*
<初期症状> 

  • ​ハアハアと激しく呼吸をしている ​
  • よだれが大量に出ている 
  • 歯肉や舌、結膜(眼)などが充血、うっ血している・心拍数が増加している

<重篤な症状> 

  • ぐったりとして意識がない状態になる
  • 下痢・嘔吐、ふるえを起こす
  • 意識がなくなる
  • けいれん発作が起こる
  • ARDS(肺が炎症を起こし呼吸が困難になる病気)になる

*応急処置*
すぐに~

  • 常温の水をかける
  • ​水で濡らしたタオルなどで包む
  • 涼しい場所で風を送る

応急処置の際に、早く体温を下げようとして冷水や氷、アイスバッグを用いて急激に冷やしてはいけません!抹消血管が収縮し、温度の高い血液が各臓器に流れ熱が発散しにくくなります。そのため、体の内部の温度が下がらずに高体温による各臓器への障害が促進されてしまいます。

冷やす場所

冷やす場所~ 
① 頭部喉側から首(頸動脈)
② 脇の下(前足の付け根の内側)
③ そけい部(後ろ足の付け根の内側)

 

HP三周年(2022/6/4)

ホームページを新たに立ち上げ、三周年となりました。

もちろん、この「お役立ち情報」も三周年。飼主の皆様に少しでもお役に立てる情報を!!をモットーにしております。

“コロナ”によって、私たちの生活は大きく変わりました。それは、共に暮らしているペットも同様です。ただ、コロナと共生する生活もすでに2年以上が経過し、コロナ対策しつつの生活が日常となったような気がします。

来年は?再来年は!?どんな日常なのでしょう?当たり前だと思っていたことが覆される…それはコロナに限ったことではないことが昨今のニュースでわかります。

当たり前に感謝!日常に感謝!!
無事に、ホームページ三周年を迎えられたことに何より感謝!!!

マイクロチップ義務化(2022/6/1)

犬・猫を販売する業者(ペットショップやブリーダーなど)を対象にマイクロチップ装着の義務化が、本日61日からスタートです。

譲渡前までに装着し、環境省のデータベース「犬と猫のマイクロチップ情報登録」へ所有者登録を行うことが義務付けられました。ペットショップなどのマイクロチップを装着した犬や猫を飼う場合は、飼い主が所有者変更の届け出を行う義務があります。

すでに61日以前に犬や猫を所有している飼い主には、マイクロチップの装着は努力義務とされています。新たに犬や猫を拾ったり、譲り受けたりした場合も同様です。

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